ポーションを作るには、素材を集めて醸造する必要があるので、大変時間がかかります。
ポーションは、他のブロックやアイテムと同じようにgiveコマンドを使用することで、取得可能です。
他のブロックやアイテムと少し違い、データタグPotionが必要になります。
今回は、ポーションを取得するコマンドを紹介します。
もちろん、スプラッシュポーションと残留ポーションも一緒に紹介します。
ポーションを取得するコマンド
ポーションを取得するコマンド
ポーションを取得するコマンドは、以下の通りです。
<コマンド>
/give @p minecraft:potion 1 0 {Potion:<データ値>} |
データ値には、取得したいポーションのデータ値に置き換えます。
例えば、飛躍のポーションのデータ値は、「leaping」であるため、コマンドは以下のようになります。
<コマンド使用例>
/give @p minecraft:potion 1 0 {Potion:leaping} |
Potionタグのデータ値は、「Potionタグのデータ値」の章を参照してください。
スプラッシュポーションを取得するコマンド
スプラッシュポーションを取得するコマンドは、以下の通りです。
<コマンド>
/give @p minecraft:splash_potion 1 0 {Potion:<データ値>} |
通常のポーションとの違いは、アイテム名が「minecraft:potion」が「minecraft:splash_potion」変わっていることです。
また、取得したスプラッシュポーションに合わせてデータ値を変えてください。
残留ポーションを取得するコマンド
残留ポーションを取得するコマンドは、以下の通りです。
<コマンド>
/give @p minecraft:lingering_potion 1 0 {Potion:<データ値>} |
通常のポーションとの違いは、アイテム名が「minecraft:potion」から「minecraft:lingering_potion」変わっていることです。
また、取得した残留ポーションに合わせてデータ値を変えてください。
Potionタグのデータ値
取得したいポーションに合わせて、データ値を変える必要があります。各ポーションのデータ値は以下の通りです。データ値は、通常のポーションとスプラッシュポーション、残留ポーションで共通です。
また、存在しないデータ値を設定すると、クラフト不可能なポーションを取得することができます。
表1.Potionタグのデータ値
ポーション名 | データ値 | ||
---|---|---|---|
通常 | 延長(long) | レベルⅡ(strong) | |
水入り | water | – | – |
ありふれた | mundane | – | – |
濃厚な | thick | – | – |
奇妙な | awkward | – | – |
暗視 | night_vision | long_night_vision | – |
透明化 | invisibility | long_invisibility | – |
飛躍 | leaping | long_leaping | strong_leaping |
耐火 | fire_resistance | long_fire_resistance | – |
俊敏 | swiftness | long_swiftness | strong_swiftness |
鈍化 | slowness | long_slowness | – |
水中呼吸 | water_breathing | long_water_breathing | – |
治癒 | healing | – | strong_healing |
負傷 | harming | – | strong_harming |
毒 | poison | long_poison | strong_poison |
再生 | regeneration | long_regeneration | strong_regeneration |
力 | strength | long_strength | strong_strength |
弱化 | weakness | long_weakness | – |
幸運 | luck | – | – |
延長させたい場合は「long_」、レベルⅡにする場合は、「strong_」を頭に付ける必要があります。
データタグを付けない場合、クラフト不可能なポーションになります。
各ポーションの効果については、下記の記事を参照してください。
<ポーションの効果についてまとめた記事>
コマンドの補足
giveコマンド
giveコマンドの使用法は、以下の通りです。
/give <プレイヤー名> <アイテム名> [個数] [データ] [データタグ] |
・プレイヤー名
プレイヤー名を「@p」にすると、自分自身にアイテムが付与されます。他のプレイヤー名に変更することも可能です。
・アイテム名
今回は、ポーションを取得するため、取得したいポーションのアイテム名を指定しています。
ポーション | コマンド上のアイテム名 |
---|---|
ポーション | minecraft:potion |
スプラッシュポーション | minecraft:splash_potion |
残留ポーション | minecraft:lingering_potion |
・個数
通常のアイテムやブロックは1~64個まで一度に取得可能です。
ポーションの場合は、1個限定です。2個以上入力すると警告メッセージが出力されます。
<警告メッセージ>
入力した数値(X)は大きすぎます。1以下にしてください。
※Xは入力した個数です。
<例:2個指定した場合>
/give @p minecraft:splash_potion 2 0 {Potion:long_invisibility} |
・データ
データは同じアイテム名でも複数存在する場合、指定する値です。
例えば、白色の羊毛や、黄色の羊毛などの羊毛系は、全て「minecraft:wool」という名前で管理されています。色を区別するためにデータを使って、白色の羊毛は「0」、黄色の羊毛は「4」と管理されています。
ポーションの場合は、ポーションの種類をデータタグで管理されているので、データはデフォルトの「0」を指定します。
「0」以外を指定すると、ゲーム上の動作が不安定になることもあるので注意してください。
「1」を指定するとポーションの表示がおかしくなりました。
・データタグ
データタグは、{タグ名:データ値}で構成されています
データタグには、アイテムにより様々な設定を行うことができます。
ポーションの場合は、Potionタグで、取得したポーションの種類を指定できます。
コメント
スプラッシュポーションは、普通のポーションを醸造台の下部分に入れて、上に火薬を置けば、スプラッシュポーションの完成です!
友人とスプラッシュパーティーを開くのもいいですね!
strong_とはどこに付けますか